知っ得コラム
古川には数多くの伝説や、意外と知られていない情報があります。
このコーナーでは、知って得する古川の情報をご紹介します。
化女沼伝説
むかし、化女沼のほとりに長者が住んでいました。長者には一人のきれいな姫がおりました。姫は朝に夕に美しい姿で沼の岸へ来ていました。いつからか、その姫の美しさに見とれて、沢山の蛇が水面に集まるようになっていました。
ある秋の夕ぐれ、美しい若者が長者の家へ泊まりに来ました。姫は若者からいろいろな旅の話を聞き、たいへん楽しいときを過ごしました。
やがて若者が旅立って行くと、長者の家は淋しくなり、姫も別れをたいそう悲しみました。姫は悲しみのあまり、沼のほとりでぼんやりしていると、急に体の調子が悪くなり、寝込んでしまいました。さいわいに、しばらくして体は直りましたが、姫はなんと蛇のかたちをした赤子を生んでしまったのです。
長者の家では大騒ぎになりましたが、子どもは家を出て、沼の中へ消えてしまいました。それからというもの、毎晩のように沼の中から子どもの泣き声が聞こえるようになりました。姫は悲しみのあまり、とうとう沼へ身を投げて死んでしまいました。
毎年七月の節句には、はたを織る音が聞こえるということです。
化女沼にまつわる伝説はたくさんあり、長者の娘が沼の水を鏡にして化粧をしたので、化粧沼というのだとも語りつがれています。

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